
精油の選びかた
精油(エッセンシャルオイル)は、植物から抽出される100%天然のオイルですが、化学合成された人工香料などを使用しているポプリオイルやフレグランスオイルは精油ではありません。
アロマテラピーに使用するのであれば、本来の精油を選ぶ必要があります。
ラベルの表記を確認しましょう
精油のボトルには通常ラベルが張ってあり、そこには、植物名、抽出部位(花、葉、果皮、など)、ロット番号、製造方法、などが記載されていますので、これらの記載があるラベルがきちんと付いているかどうかを確認します。
また、劣化を防ぐための色の濃い遮光ビンに入っているかどうか、なども確認するといいでしょう。
ドロッパーが国際規格であること
精油のボトルの口の部分であるドロッパーには国際規格があり、1滴0.05〜0.06mlとなっています。
書籍などでのレシピの紹介でも○○を○滴、といった表現になっていることも多いので、正しい濃度で希釈するためにも大切です。
また、劣化を防ぐための色の濃い遮光ビンに入っているかどうか、なども確認するといいでしょう。
あまりにも安い製品には気をつけること
ほんのわずかな精油を抽出するためには、大量の植物が必要となります。そのため、精油はどうしても値段の高いものになってしまいます。
もともと、世界中で生産されている精油のほとんどは工業用原料として使用されるものなので、品質的にアロマテラピーに使用するには適さない精油があります。また、工業用も含めて世界中で消費される精油の量は世界中で生産される量を上回るという話もあります。
精油は原料となる植物によって大きく価格が異なるものですが、同じ種類の精油でも、あまりにも安い精油は、やはり気をつけるべきと考えたほうがいいでしょう。